AKA博田法とは?

AKA-博田法の概要と名称、治療法について、詳しく掲載しています。

AKA博田法とは?

“AKA博田法”とは、
『関節運動学に基づき、関節の遊び、関節面の滑り、回転、回旋などの関節包内運動の異常を治療する方法』
と医学的に定義されています。
関節機能障害が原因の頭痛、腰痛(ヘルニア・ぎっくり腰)や肩、腕、膝、足などの関節痛の治療法として、近年注目を浴びています。

AKA博田法の名称について

“AKA”とは、「エーケーエー」と読み、「Arthrokinematic Approach」の略で、「関節運動学的アプローチ」という意味です。
海外では、関節包内運動を治療する技術の総称とされているようです。
“博田法”とは、博田節夫(はかたせつお)先生によって開発改良された独自の治療法で、海外のそれと区別するために、国内では「AKA博田法」「関節運動学アプローチ博田法」の名称を用いています。
英語では、「AKA-Hakata method」としています。

AKA−博田法の考え方と説明

AKA−博田法は、博田節夫(はかたせつお)という医師が動きにくい関節を動かそうとする目的(関節機能障害の治療)で1979年より研究開発に着手されましたが、その過程において関節の動きを治療することで著しい痛みの改善がみられることが発見されました。
そして、その治療法は、現在も進化し続けており改良がなされています。

整形外科の痛み、シビレ、コリ等の原因は関節?

今まで、痛みの多くは神経の刺激や炎症によって起こると考えられていました。
しかし、AKA博田法の長年に渡る研究開発で、実は神経が原因の痛みはごく稀で、痛みの原因の多くは関節の機能障害であることが証明されました。
研究結果によると、関節の痛みの約85%は関節機能の障害によるものだそうです。

関節機能障害について

全身にある関節は、大小に限らず全てが繋がって一つの働きをしています。
その一つでも故障すると、痛みなどの様々な症状を引き起こしてしまいます。
特に、骨盤にある仙腸関節(せんちょうかんせつ)という部位が機能障害を起こすと、腰だけでなく頭から手足の先に到るまで全身の様々なところに、痛みやシビレ、コリといった症状が出てくることが分かっています。

整形外科の痛み、シビレ、コリ等の原因は、主に関節の機能障害で、その中でも仙腸関節(せんちょうかんせつ)の機能障害により引き起こされていることが非常に多いのです。

関節機能障害を治して痛みを和らげる方法

多くの痛みの原因である仙腸関節(せんちょうかんせつ)の機能障害を改善することで、痛みを和らげることが可能です。
具体的には、仙腸関節(せんちょうかんせつ)内の動きを良くすることで、関節機能を正常な状態に戻します。
これらを治療する唯一の方法が、AKA−博田法だと言われています。
しかし、これらの治療技術は修得が難しく、医師でさえ簡単に身に付くものではありません。
また、正しい診断と正確な技術に基づく治療を行わないと、症状を悪化させることもあるのです。

一般的な整形外科で行われている手術や投薬治療、温熱療法は行わずに、認定医による関節の動きを正常に戻す施術で痛みなく治療するのが”AKA−博田法”です。

このAKA博田法の普及、関節運動学についての正しい知識と高度な技術の習得を目的として設立されたのが、日本AKA医学会による指導医専門医制度。
日本AKA医学会が正式に認定した、指導医専門医のいる病院や医院で相談することが、最も重要になってきます。

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