AKA博田法の具体的な治療方法は?実際の治療の流れは?

AKA博田法の具体的な治療方法と、実際の治療の流れを例と共に説明しています。

AKA博田法の具体的治療法は?

一般的なAKA博田法の治療方法は、

  1. 立った姿勢で身体を前後左右に動かして、体幹の関節の動きを検査
  2. ベットに仰向けになり、膝の曲げ伸ばしをしながら、仙腸関節の可動域を検査
  3. ベットに横になり、腰骨の下にある仙骨と骨盤との関節である仙腸関節を軽く手で動かします。
  4. 手で、1~2㎜ほどの仙腸関節の動きを感じ取って治療します。
  5. 非常にソフトな力で、手で動かすことによって、仙腸関節を円滑な状態に戻します。

触っているだけと思われるくらいの力で、痛みを感じないのが普通です。
治療頻度には、2~4週に1回が一般的なようです。

AKA博田法の一般的な治療の流れ

  1. 【問診】
    横になった時の症状の違いの確認
    温めた時の症状の違いの確認
    日ごとの症状の違いの確認
  2. 【触診】
    手、足首、肘、膝の曲げ伸ばしで、筋力のテスト
    皮膚を軽く触っての、知覚力のテスト
    打腱器で軽く叩くことによる、反射のテスト
  3. 【事前説明】
    検査結果からの症状に対しての説明
    AKA博田法での治療が適応しているかどうかの説明
    期待できる効果やリスクの説明
  4. 【関節の検査】
    立った姿勢で身体を前後左右に動かして、体幹の関節の動きを検査
    ベットに仰向けになり、膝の曲げ伸ばしをしながら、仙腸関節の可動域を検査
    SLRテスト(下肢の挙上テスト)
    Fabere(ファベレ)テスト
    Fadirf(ファダーフ)テスト
  5. 【治療】
    仙腸関節などの小さな関節の動きを手で感じながら、1~2mm程度動かしていきます。
    非常にソフトな力で精神を集中して治療を行います。
    治療による痛みを感じることはなく、触られている程度にしか感じないことが多いでしょう。
    ≪主な治療手技≫
    骨と骨の隙間(関節面)を離すように動かす「離開法」
    互いに接する骨を平行に動かす「滑り法」
  6. 【治療後】
    AKA博田法による治療後の判定
    症状に変化があった場合は、関節機能障害が原因と考えられますので、AKA博田法での治療を継続することで、症状の改善が期待できます。
    症状に変化がなかった場合は、他の原因を疑い、適正な治療法を考えていきます。

※これらの治療の流れは一例です。
※参考:望クリニック

ページ上部へ戻る